見出しタグを上手に使ってSEO効果を狙いつつ、メディアらしくしよう

見出しタグを上手に使ってSEO効果を狙いつつ、メディアらしいタイトルを作ろう

SEO には色々なスキルがありますが、最も大切なのは見出しタグ(hタグ)だと思っています。
これは、h1~h6まであるもので、WordPressを使って記事を書いている人には見慣れたものかもしれませんね。
でも、その使い分けまで分かっている人は少ないのでは?

今回は見出しタグの重要性と、制作のポイントについてのお話しです(一部、独断と偏見が入ります)。

 

経験則からでも分かったほど、明確だった見出しタグ効果

見出しタグで一番覚えているのは、
「SEOっ、それ何?」
とおっしゃる社長さんが、経験から、

「見出しをヒットしやすいのにしたら、絶対上位に表示される」

と言っていたことです。
毎日のようにブログをアップする中で気づいたんだそうです。

もちろん絶対的なアクセスは必要ですが、タイトルに検索されたいキーワードを入れれば、上位表示される可能性は上がります

ただ、この社長さんの場合はちょっともったいなく、毎日似たようなタイトルの記事ばかりあげるようになってしまい、カニバリを起こし、上位表示されにくくなってしまいましたが・・・

SEO界隈では、かなりの頻度でアップデートが起こり、昨日までTOP10内に表示されていたのに、一晩寝て起きたらトップ100から外れていたなんてこともありますが、見出しタグが上位に関わっているというのは基本の、そして不動のルールです
もちろん、内容が伴っていない記事は上位表示はされませんけどね。

Googleさんは、「ユーザーファースト」を重要な使命に掲げており、その意味では目印ともうなるタイトルの重要性は強いと認識しているんでしょう。

 

見出しタグの正しい使い分け方法

見出しタグは、h1~h6まであります。
数字が小さいほど重要度は高く、h5や6なんてものは、ほとんど使わない形が多いと思います。私もほぼを使ってません

hタグについて
  • h1:ページ内で最も伝えたい内容。基本的には記事のタイトルとなります。
  • h2:記事を大まかに章立てしたもの。 1000文字につき1~2個ぐらいが目安です。日本語で言うと「大見出し」が適当かと思います。
  • h3:大見出しをさらに分けたもの。私は小見出しと言ってますが、この先に控えているh4以下を考えて、中見出しと言う人もいます。
  • h4以下:h3をさらに分けるものです。あんまり細かく分けても意味がないので、ここでは省略。

改めて考えますが、雑誌や書籍を読むときに、最初に「目次」を見ますよね。
あの目次に書いてあるのがhタグだと考えてもらえば、重要度が分かっていただけるかと思います

 

ライバル記事の見出しタグ構成を一発で見る方法

この見出しですが、大きなカテゴリーで上位表示されるサイトなどは必ず戦略的につけています。こうなると、ライバルページがどのような見出しタグをつけているのか気になりますよね?

ということで、「hタグだけを抽出するソフト」というのが存在します。これを使わない手はありません。それがこちらです。

■見出し(hタグ)抽出 https://rakko.tools/tools/3/

見出し抽出

特定のキーワードの検索上位サイトが、どういったhタグ構成になっているのか知りたい場合は上部にキーワード入れます。
特定のライバルサイトのhタグ構成を知りたい時は、下にURLを入れて検索します。

この時、h1~h6まで全部知りたいという時は、全部にチェックいればいいですが、 私の場合はちょっとめんどくさいので、h1~h3ぐらいで検索しています(笑

一度ライバルサイトをチェックしてみると面白いですよ。

 

読まれる見出しは投げかけで終わらない。必ず結論まで書く

さて、ライバルサイトの様子が分かったところで、肝心の見出しをどう作っていくか?です。

記事作り慣れていない方は、
「何々について」とか「何々とは?」
いう投げかけのような見出しを作っているのですが、これは非常にもったいないんです。

例えば以下のようなものですね。

「旦那の帰宅が遅い理由について」
「糖質制限食が好まれる理由とは」

「○○とは」は、実際よく検索されているキーワードです。その意味ではいいのですが、実際に記事を開いてこれが出てきたら、読もうとは思わない気がします
だってなんか中途半端ですもん。何が書いてあるかわからないし・・・。
検索キーワードとしてはそこそこかもしれませんが、それが並んでいるからといって読むかと言われると厳しくなってしまうと思うわけです。

記事を読んでもらうには、どんなことが書いてあるのかが明確に分かる方がいいわけです。つまり、投げかけに対しては答えまで書いておくべきです。
言い方を変えれば、タイトルは「結論」にしておくべきなのです。

その方が、そうなる理由を知りたくて本文を読むかもしれませんし、もっと詳しく読んでみたいと思うかもしれません。

タイトルの文字数は多くても30文字、頑張っても40文字ぐらいですから、答えを書くと言っても、端的に書くしかありませんからね。

先ほどの例であれば、

「旦那の帰宅が遅い理由は、家事を手伝いたくないから」
「糖質制限食が好まれる理由は、眠くならないからだ」

なんて書いてあれば、「その理由は?」と先を読みたくなるでしょう。

 

WEBメディアならではのちょっと上級タイトルテクニック

さてここからはもう一つのスキルです。

Webメディアは、さらっとタイトルだけ読んで、気になるところだけ内容を読むという人が多いです。その意味では、タイトルにも一工夫が必要。
先ほどと記事の内容自体は一緒でも、以下のようにすると、「どういうこと?」と思い読んでもらえる確率は高くなります。

「旦那の帰宅が遅い理由は、ズバリ嫁の顔を見たくないから!?」
「糖質制限食が好まれる理由は、仕事効率がアップするから」

なんだかわかるようでわからない、だから読んでみたくなる 、という衝動に駆られませんか?

これについては、 SEO データから入る人は反対をします。
それは、「糖質制限 眠くならない」と検索した時、
「糖質制限食が好まれる理由は、眠くならないからだ」
の方が上位に表示される可能性が高くなるという言い分です。

私は個人的に、まあそれはそうなんだけど・・・と反論したくなります。

SEOはGoogleがアルゴリズムを決め、それをSEOウォッチャーの人たちが「こういう理由でこうなってるんじゃないか?」という予想を立てて動いています。

つまり、ちょっと意地悪な見方をすれば、「絶対これが正解だ」というのは、 Google のめっちゃくちゃ一部の人しか知らないわけです。

さらにゆうなれば、アルゴリズムはどんどんと変わっており、今正解と言われているもの、明日には変わっているかもしれません。実際、昔は検索キーワードをただ埋め込むだけで上位表示された時代もあったわけですが、今は意味のないキーワードを埋め込むと、最悪ペナルティを受けることになってしまいます。 

そういう意味では、「糖質制限とは」と検索する人よりも少ない、「糖質制限 眠くならない」に神経をとがらせるより特定のキーワードでザッピングをしながら記事を読んでいく人を重視した方が、 Web メディアとしては楽しいんじゃないかと思っています

まあこれには正解はないので、どちらを取るかはあなたの考え次第です。
それゆえに、最初に「独断と偏見」と書いたのです(笑

他にも見出しには、「左の方に重要なキーワードを入れる」などもありますので、またの機会に。

 

今日のまとめ

hタグを戦術的に使って、検索されやすく、読んでもらわれやすい記事を作りましょう。
そのためにはまず、上位表示されるサイトの秘密を探ること。
そして、投げかけと答えの入ったタイトルを作り出すことがポイントとなります。